ごあいさつ

お越しいただきありがとうございます。Daddy と申します。

息子たちへの日々の生活記録、父からのアドバイスを私が元気なうちにどんどん書き出し、手紙として残しておきたく思いこのブログを続けていきます。もし、やめたらそれは、息子たちへの愛情が途切れたときでしょう~、ということは、決してこのブログが消滅することはないです(笑)。



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2011年4月2日土曜日

2011年3月11日14時46分から始まった出来事

息子たちへ

これは、記録しておいたほうがいいだろう。
2011年3月11日の午後、たくさんの日本人がはじめて経験した出来事を。
世間ではこの出来事、惨事に対しいろいろ命名している

○東北太平洋沖地震
○東関東大震災
○東北・関東大地震

今は・・・表現等どうでもいいような気がするが・・・
マグニチュード9.0 世界最大級の地震だった。

私の時代は、関東大震災という地震が大正時代にあったけど、君たちの生きる時代は、この東関東大震災が、言い伝えられていくことだろう。関東大震災の時とは違って、情報通信も発達し、たくさんの無惨でそして悲しい映像記録として残っていくだろう今回の大震災。おとうさん、おかあさんだけではなく、君たちも経験した第二次世界大戦以来の最悪の日である。

京は3歳4カ月、 海は3カ月の時だ。
地震が起きた14時46分、君たちのお母さんは、海をキッチンでお風呂にいれていたところだった。そして、京はリビングでごろりとなり、昼寝をはじめたばかりだったという。その時、あの大震災が起こった。君たちが住んでいるところで、震度6弱。君たちのおかあさんは、海をバスタオルで巻いて、強引に起こした不機嫌な京、二人を抱きかかえ部屋から出て行ったらしい。 火事場の馬鹿力とはこういうことか。君たち二人を抱えたおかあさんは、玄関をでても揺れて歩くのが難しかったという。 自宅の損傷はほぼなかったけども、部屋の中は鏡が倒れたり、棚の上に置いてあったおもちゃが落ちてきたり、戸棚の中でお皿が散乱していたりしていた程度だ。1Fに降りて近くの公園まで退避したという。 かなり長い時間揺れたような気がする。

 私は、もちろん仕事中。本社の10Fにいた。縦揺れを感じた瞬間、いやな予感がしたよ。この縦揺れだけで、これ、まずいぞ・・・と直感した。揺れたぞ~。社員はみな机の下に隠れたよ。そして、すぐ、君たちのところに携帯で電話しても繋がらない状態になっていた。しばらくすると、10Fから見える街並みの数か所で火事が発生、そして、遠くには、何かが爆発してもえている惨事が見えた。あとでニュースになったどこかのコンビナートの爆発だったようだ。 君たちが無事であることが確認できたのは、19時ごろだっただろうか。

 この日は、すべての交通システムがストップ。電車もバスも飛行機も・・・。だから、私が帰宅できるはずがない。一夜を会社で過ごしたよ。賞味期限切れていた乾パンが配られたよ。まあ、こんな事態は初めてだった。私が会社をでたのが、翌日(土曜日)の朝7時。少しずつ、電車は動き始めていた。乗り換えの駅では、大混雑だ。帰宅できずに会社に泊まったり、公園に寝泊まりした人たちが大勢いたんだなぁ。私も帰宅するまで、5時間かかった。
3月11日の夕方から、13日まではばぁば宅にみんな集まって共同生活をした。79歳のばぁばは、料理をつくったり、カイを抱っこしたりと世話係で大変だったことだろう。

そして、3月13日から、タイへ出張計画をしていた私も、迷ったが、前日にとりやめとなった。君たち家族をおいて1週間も出張に行ける状態ではないしな。

地震はこの日限りか?というと、そうではない。福島、茨城、千葉を中心に余震は続いている。そして、静岡でも、震度6程度の地震が起こった。もう2週間経つ。いつ終わるのだろう。3歳5カ月になったキョウは、この地震を覚えているかなぁ?たぶん、覚えていないよなぁ。

そして、地震の次に、大事故になった福島原発の爆発だ・・・。放射能漏れが発生。世界中の関心が日本に集まった。放射能の濃度は?10㎞圏外へ退避命令、そして、30㎞圏外への退避命令と退避距離を拡大させた日本政府、一方、米国政府は、日本在住米国人に対し、80㎞以上の圏外へ退避を指示した。この差はなんだ? 米国は、日本政府、そして、福島原発の管理会社である東京電力のデータの発表を疑っている・・・そんな様子だ。いづれにせよ、世界の目は福島原発事故に向いている。原発にはメリットもあるが、今回はディメリットの中でも一番大きいことが地球で起こった。これで、海外主要国は、在日本の外国人に、国外退避勧告を出している。成田は、日本から脱出する外国人であふれたらしい。そして、次、日本からの輸出品、そして渡航者までもが放射能検査を主要国の税関では受けなければいけない状況だ。

2週間経った今も、死者・行方不明者は増え続けており、現時点では2万7000人を超えている。この自然災害が過去の歴史になったとき、どれくらいの方々は、死亡したことになるのだろうか?

それだけでは、おさまらない

どんどん社会に影響が広がっている。

□計画停電
 電力供給が需要においつかないということで、はじまった計画停電。東京23区をのぞく関東広域で実施されている。私たちの住居地域は、まだ、経験していないが、1日のうち3時間ほど停電する地域がたくさんでてきている。

□テッシュペーパー、おむつの不足
 我が家は、テッシュとおむつをタイミングよく購入できて助かったよ。
□牛乳、納豆が店から消えた
 君の大好きな納豆が食べれなくなった。
□福島産野菜の出荷停止 
 農家の自殺者がでたよ。
□ペットボトルの水不足(東京都の水の放射能汚染)
 3月21日から関東の水道局が、水が乳児の摂取基準を上回る放射能が検出されたことの発表を受け、御店から水のペットボトルが売り切れ状態になったよ。我が家では、4カ月になったばかりのカイに、基準以上が検出された水なんて飲ませられない。水はある程度確保できた。それから、君たちは、27日から宮崎に帰還するから、水にはそんなに困らないだろう。

世界では、原発計画の見直し、棚上げ等が話題になっている。

今もなお、死者行方不明者は、毎日、毎日、増えている。4/2時点では、死者は1万1828人、家族らから届け出があった行方不明者は1万5540人。まだ、増えていくことだろう。

震災孤児も多数でてきそうだ。君たちくらいの年齢で、津波に流され命を落とした子どもたちもたくさんいることだろう。 ほんとうにかわいそうに思うとともに、なぜか、君たちをしっかり育てていきたい・・・と今まで以上に私は思う。

まだ、まだ、書きたいこと、伝えたいことはあるけども・・・。

今は、このへんでやめておこう。

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