ごあいさつ

お越しいただきありがとうございます。Daddy と申します。

息子たちへの日々の生活記録、父からのアドバイスを私が元気なうちにどんどん書き出し、手紙として残しておきたく思いこのブログを続けていきます。もし、やめたらそれは、息子たちへの愛情が途切れたときでしょう~、ということは、決してこのブログが消滅することはないです(笑)。



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2010年11月23日火曜日

君とようやく出会えて・・・

カイ へ

2010年11月22日15時3分

君とようやく出会えたことに、父はほっとしている。正直言おう。まだ、君と出会えたことに嬉しいとかの実感はない。京の時と同じだ。今は、君のお母さんの体が無事だったことにもほっとしている。ただ、これから、君は、我が家に戻ってきて、我が家の生活サイクルに入り込むと、君との交流も深くなり、じわじわと実感してくるんだろうなぁ~。俺の息子だって。

この日を記録に残そう。
天気は、曇り、ときどき小雨。日曜日と勤労感謝の日に挟まれた平日の月曜日だ。

13時ごろ、京とばぁばと私は、君が産まれる病院へ到着。これから、帝王切開を受ける君のお母さんと手術前のひと時をすごしたよ。点滴を打ちながらの君のおかあさんは、前日の夕食以降、明日の朝まで食事を食べられないんだってさ。そりゃぁ~腹減るよな。 君がおなかにいるところを、記念に最後に写真をとっておいた。


14時25分、君のお母さんは、搬送台車に乗ってオペ室へいった。京がお母さんに手を振る姿が印象的だった。写真に残したいところだったけど、京を抱っこしていたから無理だったよ。お母さんからは、オペ室で麻酔を打って30分後くらいから手術開始ってきいていたから、まあ、15時30分以降にうまれでてくるのかなぁ~と思っていたけど・・・。

なんと、君は15時03分に産まれたとのこと。ばぁばと私に対面したのは、看護師が君を連れてきてくれた15時10分ころだ。 京は、産まれたのは、15時16分だったから、同じ病院の同じ場所でほぼ同じ時間、そして京とばぁばと私が待つという同じシチュエーションだった。でも、君の兄貴である京は、睡魔に襲われ、私の腕の中で、君がわたちたちの眼前に登場してくる5分前に、夢の中に堕ちてしまった。 


君の顔をみたとき、京の産まれた時と顔がそっくりだっていうのが一番の感想だ。それは、つまり、サルみたいだってことだ。ただ、君は、白い帽子がすでにかぶされていたので、頭の形がよくわからなかった。京のときは、なんと、へんな頭の形しているなぁ~っていう感想だったんだよ。これが自分の子?っていう実感がわかない、それは京の時もそう。お母さんや世の女性達が言う、「かわいい~」なんてことばは私には浮かんでこない。君のおかあさんは、痛くして産んだ君たちを当然、私のようには思っていない。産んだ時点では、正直、君たちのお母さんの愛情が私のそれより勝っているよ。私が京をほんとうに好きになったのは、半年くらいかかった。カイ、私は君にどういうふうにこれから接し、どういう気持ちへと変化していくのだろうか。楽しみだ。

16時分頃、 君のお母さんもオペ室からでてきて、部屋へ搬送されていった。我々も、お母さんの部屋近くで待機。再度、君たちのお母さんと会えたのは、16時20分ころだ。 君のお母さんに、感謝の気持ちを表すのは、私は得手ではない。 「大きな仕事、やりとげたな 」とだけ、一言声をかけた。本当は、「ごくろうさん」「ありがとう」等の声も掛けてあげなければいけないと思うけど、そんな照れくさい言葉等は私の死ぬ前まで、取っておこう。

しばらくすると、カイ、君がわれわれの元に連れられてきたよ。ここから、君の映像と君の写真がたくさん残っていると思う。私も、ばぁばも君をだっこした。ばぁばが言ってたよ、78歳になって、「赤子を抱っこするなんて思ってもみなかった」ってな。15時前に寝落ちた京、まだ、起きない。


強引に起こされた君の兄貴は、少し、自分がどこにいるのかわからず、寝ぼけている状態。カイをみても、ほとんど反応しない。お母さんには手を振っていたけどなぁ。そして、5分くらいたつと・・・やっと3歳1カ月になろうとしている兄貴も、君に関心をもち、手をタッチしたり、兄弟ができたことをまだ、理解?はしていないかもしれないが、君との初めてのコミュニケーションを楽しんだようだ。

君のお母さんを個室に入れてあげたかったけど、今は満室でだめらしい。4人部屋の一角にで、あまり長時間にぎやかにもできないから、われわれは、17時ころ、お母さんとカイとは、また、明日会おうということで去ることにした。


これから、10日間、君とおかあさんは病院で過ごす。そして、われわれの自宅に戻ってくる。そんな生活がはじめるのが楽しみだ。


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